みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日もブログをご覧くださり、ありがとうございます。
今回は【自律神経失調症の方が朝にやるべき習慣】こちらをご紹介します。
目次
お時間のない方はまとめだけでも分かるように用意してますので必要なところだけお読みください。
自律神経失調症に悩まれている方のお役に立てたら幸いです。
自律神経とは
自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあり、身体の様々な機能を担当しています。心と身体のバランスも、この自律神経に影響されて症状がでてしまったりします。
例えば、過剰なストレスを受けると自律神経のバランスが崩れて不安感やだるさ、動悸やめまい、不眠などの症状がでたりします。
自律神経失調症の方におすすめの習慣
①朝のお味噌汁
結論から言うと1つ目は『朝のお味噌汁』です。お味噌汁を朝に飲んでいただきたいのです。
なぜ、朝のお味噌汁が自律神経に良いかといいますとこれは【セロトニン】というホルモンが関係しています。
セロトニンは先ほどご説明しました自律神経を調節する機能を活性化する働きがあります。
お味噌には【トリプトファン】が多く含まれています。トリプトファンはセロトニンの材料となる必須アミノ酸です。トリプトファンは体内で作ることができないため、食事から摂取しなければなりません。
食事から摂取したトリプトファンは日中は【セロトニン】に変化し自律神経を調節する機能を活性化してくれます。
また日中セロトニンとなった物質は、夜は【メラトニン】というものに変化します。この、メラトニンとは睡眠のリズムや体内時計の調節をしてくれる働きがありますので、不眠などにも効果が期待できます。
つまり、朝食でお味噌汁を食べることでトリプトファンを摂取し、そのトリプトファンが日中セロトニンとなり自律神経を調整し、夜になるとメラトニンに変化することでいい睡眠のリズムを作ってくれるという流れができます。
という理由で自律神経失調症の方には朝のお味噌汁をめちゃくちゃおすすめします。
他にもトリプトファンを多く含む食べ物は、納豆、豆腐、醤油などの大豆製品。この中で1番にオススメするのはやはりお味噌ですね。
朝はまだ起きたばかりなので身体が冷えている状態なんですね。そこで、温かいお味噌汁を食べることで優しく身体を起こしてあげることができます。
また、お味噌汁ですと様々な具材と合わせることができます。例えば春でしたらキャベツやタケノコ。冬だと大根や白菜といったように、その季節に旬な1番の元気のある食材を一緒に食べることができます。
心や身体の調子が悪い時には、このように食べ物から元気をもらったりすることもいいと思いますので自律神経失調症の方にはお味噌汁がいいと思います。
②朝日を浴びる
自律神経失調症の方におすすめの習慣2つ目は、朝起きたらカーテンを開けて朝日を全身に浴びることですね。
朝日を浴びるとですね【セロトニン】を増やしてくれるんですね。先にも書きましたがセロトニンは自律神経を整えてくれるだけではなく、【メラトニン】に変化することで体内時計を整えて眠りやすくしてくれます。
なので、日の出から朝8時くらい(人によっては7時くらいと言う方もいます)までが朝日と言われる時間と言われていますので、この間に起きてカーテンを開け日の光を浴びるのをおすすめします。
自律神経失調症の方のなかには朝起きられないという方も多いと思います。可能であれば、また寝てもいいので一度起きてカーテンを開けて光を室内に取り入れることや、遮光カーテンをやめたりカーテンをしないで眠ることも体内時計を整えるのに有効だと思います。
自律神経失調症のツボ
自律神経を整えるツボとしてご紹介するのが【百会】(ひゃくえ)という頭にあるツボですね。
百会は有名なので、テレビや本などでもよく見かけるツボかと思いますので、みなさん名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。
少し百会についてご説明していきます。
百(ひゃく)と会(え)というだけあって100個のツボの道が出会うとされている由来がありますね。100個のツボの道が出会うというだけあって、いろんな所に繋がっているので効果もたくさんあります。
例えば
- 頭痛
- 肩こり
- 目の疲れ
- 自律神経の乱れ
ですね。特に有名なのが自律神経の乱れを整えるのにいいツボとされています。
百会は膀胱経、三焦経、胆経、肝経、督脈というツボのグループが交わるところになります。ツボのなかでも交わるグループが多いので色んな症状に効果があるんですね。
百会のツボの場所は
- 前正中線上(ぜんせいちゅうせんじょう)
- 両方の耳を畳んで尖った所同士を繋ぐ線
- 上の2つが交わったところ
大体の場所を見つけて、そのあたりを押してみてツンと響くような刺激を感じた場所があると思うんですが、そこが百会のツボの場所になります。
刺激するときは息を吐きながら、痛気持ちいいくらいの刺激で押されるといいと思います。
YouTube⇒ツボの押し方のコツ
ブログ⇒効果的なツボの押し方!鍼灸師が考えるツボ押しのコツ解説。
まとめ
自律神経失調症の方におすすめな朝の習慣は『朝のお味噌汁』と『朝日を浴びる』。
朝にお味噌汁を食べていただくということは、トリプトファンを摂取できます。
お味噌などの大豆製品にはトリプトファンというものが多く含まれており、このトリプトファンは日中はセロトニンとして自律神経を調整してくれ、夜はメラトニンとして睡眠のリズムを作ってくれます。
朝日を浴びるとは体内のセロトニンを増やすことができます。セロトニンはメラトニンになりますので眠りやすくしてくれますね。
自律神経失調症にオススメのツボは『百会』。痛気持ちいいくらいの刺激で押されるといいと思います。
本日は自律神経失調症の方におすすめの習慣をご紹介していきました。
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