アレルギー

【花粉症】鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどひどい症状におすすめ食材をタイプ別に紹介します。

いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます。

今年も花粉シーズン真っ只中となりました。花粉症の方は、今年(2024年)は花粉がひどいと嘆く声を耳にします。

目・喉・鼻などの粘膜のかゆみ、鼻づまりや蛇口のように止まらない鼻水、目が開きにくくなるまぶたの腫れ、風邪かと思うような頭重感…とてもしんどいですよね。

今回は【ツライ花粉症を解消する食べ物】ですね、こちらを紹介していきますので、きつい花粉症の症状でお困りの方は、ぜひ最後までブログを読んでいってください。

私は神奈川県川崎市武蔵小杉駅から徒歩4分の所で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸と申します。YouTubeチャンネルでも、健康やツボ、東洋医学などを交えた健康法について紹介していますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください⇒武蔵小杉鍼灸接骨院YouTubeチャンネル


目次


花粉症を解消する食べ物だけを知りたい方は目次からクリックして移動できるようになっていますので、お好きな項目からお読みください。

花粉症についての説明

花粉症とは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを主な症状とした、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で生じるアレルギー症状のことです。医学用語では、「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼びます。
日本人のおよそ4人に1人の人が花粉症と言われていますので、相当な人数の方々が花粉症で悩んでいます。

花粉症で悩んでいる方のおよそ7割がスギ花粉症と言われています。特に関東や東海地方にスギ花粉症の方が多く、北海道・沖縄ではスギ花粉症はほぼ無いようです。地域によってはヒノキ花粉症の方が多いところもあります。

スギの花粉は意外にも10月中旬に出来上がり少しずつ飛び始めるのですが(思ったより早いですね)、年を越して暖かくなってくるとスギの雄花が開花して花粉が一気に飛散し始めます。早い方では1月の後半ごろから花粉症の症状を感じる方もいます。

花粉症の症状の中でも、とくに症状があらわれやすいのが目と鼻になります。

鼻の症状の中で三大症状とも言われているのが、鼻水、鼻づまり、くしゃみです。花粉症はよく風邪と間違われるのですが、風邪の症状はおよそ1週間程度で治るのに対し、花粉症は花粉が飛んでいる期間は続くことや、さらさらとした水っぽい鼻水が流れるという違いがあります。(風邪の場合は感染症なので黄色や緑色の鼻水が多いです)鼻の症状がひどい方は、蛇口をひねったように鼻水が出るという方もいますし、鼻の中をずっとこよりでくすぐられているとおっしゃる方もいます。

次に、目の三大症状と言われるのが、目のかゆみ、目の充血、涙になります。アレルギー反応なのでまぶたが浮腫んだり、腫れてきたりして目が開きにくくなったり、目がシパシパして開いているのがツライなんてこともありますね。
その他にも、顔や喉のかゆみ、体のだるさ、熱っぽさ、集中力が低下するといった全身症状も一緒に出ることも多いです。花粉が飛んでいる間、ずっとこんな症状が出ているのは相当しんどいと思います。

東洋医学から見た花粉症のタイプ

東洋医学では花粉症は3つのタイプに分類します。

  • 寒(かん)のタイプ
  • 熱(ねつ)のタイプ
  • 湿(しつ)のタイプです

寒のタイプ

まずは、寒のタイプ。寒のタイプは風邪の初期症状のような花粉症の症状がでます。透明な薄い鼻水がダラダラと出て、くしゃみが出ます。舌を見た時に、舌の苔が白っぽくなってる人が多いです。

熱のタイプ

次に熱のタイプ。これは熱っぽい症状がでます。黄色くてネバネバした痰や鼻水、目の充血や目のかゆみ、皮膚のかゆみ、口や喉の渇きの症状が出てきます。舌を見た時に、舌の苔が赤もしくは黄色っぽくなっている人が多いですね。

湿のタイプ

次に湿のタイプ。鼻水の量が多く、鼻づまりが起きます。むくみや身体の重だるさ、頭の重さ、食欲不振などの症状が起きます。舌を見た時に、舌の苔が粘つくようになってる人が多いです。

これが東洋医学で考える、花粉症の3つのタイプです。

寒(かん)のタイプ

熱(ねつ)のタイプ

湿(しつ)のタイプ

今回紹介する食べ物も、この3つのタイプ別に紹介していきますので、まずはご自身がどのタイプに当てはまるのかを、しっかりと把握してください。

花粉症の原因

では次に、花粉症の原因を紹介していきます。

花粉症の症状が発症する理由は、免疫機能が過剰に働いたことによっておこります。

《アレルギー》ちょっと詳しく!!

本来は細菌やウイルスから身体を守るための免疫機能ですが、人の身体は自分の身体の中にあるものと無いものを判断してくれます。身体の中に無いものに対しては抗体をつくり戦います。これが免疫機能です。

しかし、身体の害にならないような物に対してもこの免疫機能が反応してしまうとアレルギー症状となります。感染の恐れがあるのもと比べると、アレルギー反応の場合は免疫機能が過剰に働いていることも多く、命の危険にさらされることもあることもあります。

花粉は呼吸と共に鼻から体内に取り入れられます。鼻の役割は、呼吸により取り入れた空気を体内に取り入れても大丈夫なように加湿、加温してくれます。それと同時にフィルターの役割もしていて、体内に入れたくないゴミやチリ、ウイルスや菌は鼻で防がれます。きれいにした空気は肺へ運ばれます。

この鼻で防がれたときというのが《抗体》を作るタイミングになるのですね。抗体は感染症を引き起こすウイルスや菌と戦ってくれる、身体の中で作られた物質です。菌やウイルスに抵抗して、毒が出ないようにしてくれたり、数が増えないように抑えてくれて感染症にかからないようにしてくれます。

花粉症期間中の波

花粉症の期間中にも、今日はひどい、今日は楽などと日によって差があると思います。花粉の飛散量にもよるかもしれませんが、ご自身の体調によっても変わってきます。

睡眠不足や疲れ、ストレスの溜めすぎによって、免疫機能のバランスが崩れてしまうことで、よりひどい症状になることもあります。

春先は環境の変化も大きく気づかないうちにストレスがたまっていたり、花粉症の症状で寝苦しさを感じることもあり、なかなかリラックスができませんね。

ストレッチなどの軽い運動や入浴など身体に負荷の少ない方法で、力を抜いてもらえるといいと思います。

関連動画⇒【寝る前30秒】ぐっすり眠れる!睡眠障害を解消するセルフケア

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花粉症を解消する食べ物

それでは、ここからは今日の本題でもあります《花粉症を解消する食べ物》を紹介していきます。

先ほど書きました、東洋医学から見た花粉症のタイプで3つの分類(寒のタイプ、熱のタイプ、湿のタイプ)に分けましたので、1つずつ解説していきます。

寒のタイプの花粉症

まずは寒(かん)の方からです。

寒さが原因で花粉症を発症するタイプと考えるので、寒さに負けないような効果のある食べ物が良いです。つまり身体を温める食材ですね。具体的には生姜やネギ、シソやニンニクなどを食べて身体を温めて、寒さに強くなるのが理想ですね。身体を温める食べ物は、摂りすぎると反対に身体を冷やすことになりますので、ほどほどにしてください。

また普段から身体を冷やすような冷たい飲み物などは控えて、温かい飲み物で内臓から身体を温めていただきたいです。朝一番に白湯をゆっくり飲んでいただくと、内臓の働きが良くなりますので、身体も温まりやすくなります。

関連記事⇒体の芯から冷える冷え性でお悩みの方必見!深部から温めてくれる【生姜白湯】を紹介します。

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熱のタイプの花粉症

次に熱のタイプです。

こちらは体内の余分な熱を取り除く食べ物がオススメです。具体的にはごぼう、きゅうり、セロリ、タケノコ等ですね。熱のタイプの花粉症の方は、身体に熱がこもりやすい体質なので、熱を作ってしまう食べ物は控える事が大切です。揚げものや肉、甘いもの、味が濃いものは熱を生みやすいので、控える様にしましょう。

さっぱりした味付けの食べ物や、春の魚がいいと言われています。鰆(さわら)は春という感じが入っていますので、魚の中でも特にオススメしたいです。

体内に熱がこもりやすいからといって、冷たい物をたくさん食べたり飲んだりするのはあまりいいとは言えません。内臓を冷やしてしまうよりは、余計な熱を作らないことや熱を上手に発散できるように工夫したほうがいいですね。

湿のタイプの花粉症

最後は湿のタイプです。

湿というのは、身体の中に湿気が多いと考えてください。体内の湿気というのは、余計な水分が発散できずに溜まっているイメージなので、余分な水分を取り除く食べ物がいいです。具体的にはもやし、ふき、緑豆、海藻類ですね。

また、普段から運動などで汗をかいて水分を上手に発散できる状態の身体を作っておく事も大切になってきます。

関連記事⇒【重だる】雨の日の過ごし方について鍼灸師が東洋医学的に考えてみました。

関連動画⇒雨の日の過ごし方【体の変化】や【食べ物】【睡眠】など。

まとめ

花粉症とは、くしゃみ・鼻水・鼻づまりを主症状とした、スギやヒノキなどの植物の花粉によって引き起こされる季節性アレルギー性鼻炎のことで、日本人の4人に1人が花粉症に悩まされていると言われています。

しかし、症状は鼻だけではなく目のかゆみ、まぶたの浮腫み、皮膚のかゆみ、倦怠感、頭痛・頭重感など幅広くあり、風邪と勘違いするような全身症状が出る方もいます。鼻炎どころの話ではないですね。(風邪であれば1週間くらいで良くなってきます)

東洋医学では花粉症を3つのタイプに分けて考えています。1つ目は寒(かん)、2つ目は熱(ねつ)、3つ目は湿(しつ)のタイプです。

寒の花粉症は、冷えているので風邪の初期症状のような感じがあり、透明な鼻水がだらだらでて、くしゃみも多いです。舌の苔が白いのが特徴です。身体が冷えていますので、おすすめの食べ物は身体を温める食べ物です。生姜、ネギ、シソ、ニンニクなどがいいですね。食べ過ぎると身体を冷やすことになりますのでほどほどに食べてください。

熱の花粉症は、ネバネバした鼻水や痰、目の充血やかゆみ、皮膚のかゆみ、喉の渇きなどがあり、舌の苔の色が赤や黄色っぽくなっています。熱がこもっていますので、熱を冷ます食べ物をおすすめします。ごぼう、きゅうり、セロリ、タケノコなどですね。他には春が旬の魚も熱のタイプの方にはいいので、鰆(さわら)もいいですね。熱があるからといって、むやみに冷たい食べ物や飲み物を摂ると、内臓が冷えて働きが悪くなるため、おすすめできません。熱を作るような、油もの、甘い物、辛い物は控えてください。

湿のタイプの花粉症は、鼻水の量が多く、むくみも多いため鼻の中もむくんでしまい詰まります。むくみによる身体の重だるさ、頭の重さなども感じられ、食欲不振の方もいます。舌の苔はねばつく感じです。体内にある余分な水分を片付けてくれる作用がある食べ物がおすすめで、具体的にはもやし、ふき、緑豆、海藻類などです。余分な水分を発散できるように、運動などで汗をかけるようにできるといいですね。

どのタイプも睡眠不足や過労は悪化する要因になりますので、しっかりと睡眠をとることを心がけて普段の生活を送ってもらう事が大切です。

適度に体を動かしたり、旬の食材を食べることで自律神経のバランスを保ち、免疫機能を維持する事も大切です。是非やってみてください。

本日は【ツライ花粉症を解消する食べ物】を紹介しました。

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