「鼻の奥から喉に鼻水が流れてくる」「喉に何かがへばりついているような違和感がある」
このような症状でお悩みの方は、後鼻漏の可能性があります。
後鼻漏は、日常生活に様々な支障をきたす厄介な症状です。
例えば、
- 常に喉に鼻水が流れてくるため、集中できない
- 夜、鼻水が喉に落ちてきて眠れない
- 食事中、鼻水が口に入ってきて味が分からず、食欲も落ちる
- 人との会話に集中できない
- 咳や痰が絡む
など、QOL(生活の質)を著しく低下させてしまうこともあります。
今回は、後鼻漏の原因や東洋医学的な考え方、そして当院がお勧めする効果的な飲み物について詳しく解説していきます。
後鼻漏の原因とは?
後鼻漏は、様々な原因で引き起こされます。
一般的な原因としては、
- 風邪
- アレルギー性鼻炎
- 副鼻腔炎
などが挙げられます。
また、自律神経の乱れも後鼻漏の原因の一つと考えられています。
東洋医学から見た後鼻漏
東洋医学では、後鼻漏は肺と脾の機能低下が原因と考えられています。
肺は呼吸器系を司り、脾は消化器系を司っています。
肺の機能が低下すると、呼吸が浅くなったり、風邪を引きやすくなったり、自律神経が乱れやすくなったりします。
脾の機能が低下すると、消化吸収がうまくいかなくなり、体に必要な栄養が不足したり、水分代謝が悪くなったりします。
後鼻漏のタイプを見極めるには、
- 肺タイプ:呼吸器系の症状(咳、痰、息切れなど)や自律神経の乱れがある
- 脾タイプ:消化器系の症状(食欲不振、胃もたれ、下痢など)や冷えがある
といった点に注目することが重要です。
タイプ別の後鼻漏対処法
後鼻漏のタイプによって、効果的な対処法は異なります。
肺タイプの方
- マスクや加湿器を使用する
肺は乾燥に弱いため、マスクや加湿器で湿度を保つことが大切です。
脾タイプの方
- 胃腸に負担をかけない
冷たいものや脂っこいものを避け、消化の良いものを食べるように心がけましょう。 よく噛んで、ゆっくりと食事をすることも大切です。
後鼻漏に効果的な飲み物とは?
当院では、後鼻漏でお悩みの方になた豆茶をおすすめしています。
なたまめ茶は、古くから漢方で使用されてきたなた豆を原料としたお茶です。
なた豆には、ウレアーゼやコンカナバリンaといった成分が含まれており、腎機能を高める効果やむくみを改善する効果などが期待できます。
また、なた豆茶には、抗炎症作用や免疫力向上作用もあると言われています。
後鼻漏の患者様から、なた豆茶を飲んだら症状が改善したという声を多数いただいています。
特におすすめなのは、赤なた豆茶です。
ホットで飲むとさらに効果が期待できます。
タイプ別の食事のポイント
肺タイプの方
白い食べ物がおすすめです。
- 白ごま
- 白菜
- 白身魚
などを積極的に摂りましょう。
脾タイプの方
黄色い食べ物がおすすめです。
- かぼちゃ
- じゃがいも
- 玉ねぎ
などを積極的に摂りましょう。
最後に
後鼻漏は、原因やタイプによって適切な対処法が異なります。
ご自身の症状に合わせて、今回ご紹介した内容を参考に、日常生活を見直してみてください。
それでも症状が改善しない場合は、お気軽に当院にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院では、後鼻漏の原因を東洋医学的に見極め、鍼灸治療や生活指導など、一人ひとりに合った治療プランをご提案いたします。
武蔵小杉鍼灸接骨院
- ホームページ
- 住所:神奈川県川崎市中原区新丸子東2-926-15
- 電話番号:044-872-9434
- アクセス:JR武蔵小杉駅より徒歩4分
- 診療時間:月・土・日・祝日:9:00~19:00 水・木・金:10:00~20:00
- 休診日:年末年始
- ご予約・お問い合わせはこちらから
この記事へのコメントはありません。