「毎日スッキリしない」「お腹が張ってつらい」など、便秘でお悩みの方は多いのではないでしょうか?
便秘には様々な原因があり、そのタイプによって適切な対処法も異なります。
今回は、東洋医学の観点から便秘を4つのタイプに分け、それぞれの特徴や効果的な改善策をわかりやすく解説していきます。
ご自身の便秘タイプを知り、適切な対策を行うことで、快適な毎日を送りましょう。
便秘とは?
一般的に、3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態を便秘と呼びます。
東洋医学では便秘を「秘結(ひけつ)」といい、体質や状態によって4つのタイプに分類されます。
東洋医学でみる便秘4つのタイプ
- 熱秘(ねっぴ)
- 原因: 体の熱のこもり
- 特徴: 乾燥して硬い便、のぼせ、口の渇き、尿が黄色い、顔色が赤い、口臭
- 主な原因: 脂っこいものや味の濃いものの食べ過ぎ、辛いもの、アルコールの摂り過ぎなど
- 寒秘(かんぴ)
- 原因: 冷え
- 特徴: 出始めが硬く後が柔らかい便、手足の冷え、お腹の冷え、冷房による冷え
- 主な原因: 生もの、冷たいものの食べ過ぎ、運動不足など
- 燥秘(そうひ)
- 原因: 体の潤い不足
- 特徴: コロコロした乾燥した便、髪のパサつき、肌のツヤがない、唇の乾燥
- 主な原因: 水分不足、加齢、乾燥した気候など
- 気秘(きひ)
- 原因: 疲れやストレス
- 特徴: 便秘と下痢を繰り返す、排便に時間がかかる、疲れやすい、お腹が張る、残便感
- 主な原因: 過労、睡眠不足、ストレス、更年期障害など
タイプ別の便秘改善策
1. 熱秘(ねっぴ)タイプ
- 体の熱を冷ます
- バナナ、パイナップルなど南国の果物を食べる
- こんにゃくを食べる
- 脂っこいもの、味の濃いもの、辛いもの、アルコールを控える
- 水分を十分に摂る
- 涼しい場所で過ごす
- 軽い運動をする
2. 寒秘(かんぴ)タイプ
- 体を温める
- 生姜、ニンニク、ニラ、ネギなど体を温める食材を摂る
- 冷たい食べ物や飲み物を避ける
- 温かい飲み物を飲む
- お腹や腰を温める
- 適度な運動をする
- 湯船に浸かる
3. 燥秘(そうひ)タイプ
- 体の潤いを補う
- ハチミツ、ナッツ類、ゴマなどを食べる
- 水分をこまめに摂る
- 果物、野菜、海藻類を食べる
- 保湿を心がける
- オイルマッサージをする
4. 気秘(きひ)タイプ
- ストレスを解消し、リラックスする
- 睡眠を十分に取る
- 過労を避ける
- 趣味を楽しむ
- リラックスできる時間を作る
- 散歩やヨガなど軽い運動をする
- ミント、ハシソ、パクチーなど香りの良い野菜を食べる
- 腹式呼吸をする
- 瞑想する
便秘改善のための基本的な対策
どのタイプの便秘にも共通して効果的な基本的な対策をご紹介します。
- 規則正しい生活: 毎日同じ時間に起床・就寝し、体内時計を整えましょう。
- 食生活の改善: 食物繊維を豊富に含む野菜、果物、海藻類などを積極的に摂りましょう。水分も十分に摂取しましょう。
- 適度な運動: 適度な運動は腸の動きを活発にします。ウォーキングや軽い体操など、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。
- トイレ習慣: 便意を感じたら我慢せず、トイレに行きましょう。
専門家への相談も検討しましょう
これらの対策を試しても便秘が改善しない場合は、医療機関への相談も検討しましょう。
武蔵小杉鍼灸接骨院のご案内
当院では、便秘をはじめとした様々な体の不調に対して、鍼灸治療で患者様一人ひとりに合わせた施術を行っております。
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