近年、耳管開放症でお悩みの方が増えています。耳管開放症とは、耳と鼻をつなぐ耳管が開きっぱなしになることで、様々な不快な症状を引き起こす疾患です。
このページでは、耳管開放症の症状や原因、そして当院がおすすめする効果的な対処法について詳しく解説していきます。
耳管開放症とは?
耳管とは、中耳と鼻の奥をつなぐ管のことです。通常は閉じている状態ですが、唾を飲み込んだりあくびをしたりする際に開き、中耳と外気の圧力を調整する役割を担っています。
耳管開放症は、この耳管が何らかの原因で開きっぱなしになってしまうことで起こります。
耳管開放症の症状
耳管開放症になると、以下のような症状が現れます。
- 自声強聴: 自分の声が大きく響いて聞こえる
- 自己呼吸音聴取: 自分の呼吸音が聞こえる
- 耳閉感: 耳が詰まった感じがする
- 耳鳴り
- めまい
これらの症状は、耳管が開きっぱなしになることで、自分の声や呼吸、周囲の音などが通常よりも大きく耳に伝わってしまうために起こります。
耳管開放症の原因
耳管開放症の原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下のような要因が考えられています。
- 自律神経の乱れ: ストレスや疲労、睡眠不足などによって自律神経が乱れると、耳管の開閉をコントロールする筋肉の働きが不安定になり、耳管開放症が起こりやすくなることがあります。
- 体重の減少: 急激な体重減少やダイエットによって、耳管周囲の脂肪が減少し、耳管が圧迫されにくくなることで、開きっぱなしの状態になりやすくなることがあります。
- ホルモンバランスの変化: 女性ホルモンの変動によって、耳管の粘膜が腫れやすくなり、耳管開放症が起こりやすくなることがあります。妊娠や更年期に多いとされています。
- 鼻炎や副鼻腔炎: 鼻や副鼻腔の炎症が耳管に波及することで、耳管開放症が起こることがあります。
耳管開放症の対処法
耳管開放症の対処法としては、薬物療法や手術療法などがありますが、今回はご自宅でできる簡単な対処法をご紹介します。
効果的な対処法:頭を心臓より低くする
耳管開放症の症状を一時的に和らげる効果的な方法として、頭を心臓より低くするという方法があります。
具体的な方法としては、以下の通りです。
- 椅子に座るか、床に膝立ちになります。
- ゆっくりと頭を下げていきます。
- 頭が心臓より低くなるまで下げ、その状態を5秒ほど保ちます。
- ゆっくりと頭を元の位置に戻します。
頭を下げることで、耳管周囲の血管が拡張し、耳管が圧迫されて閉じやすくなるため、症状が軽減すると考えられています。
注意
頭を下げる際は、めまいやふらつきが起こらないよう、ゆっくりと行うようにしてください。また、高血圧や心臓病などをお持ちの方は、事前に医師に相談することをおすすめします。
当院での耳管開放症の治療について
武蔵小杉鍼灸接骨院では、耳管開放症の治療に鍼灸治療を取り入れています。鍼灸治療は、自律神経のバランスを整え、体の自然治癒力を高める効果が期待できます。
耳管開放症でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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