喉の奥へ鼻水が垂れ込む後鼻漏を改善するために、長引く慢性型に効く絡穴「列欠(れっけつ)」と急激な悪化に効く郄穴「孔最(こうさい)」の位置と10秒間の親指指圧法を解説する石丸院長

ツボ

【実録】喉へ垂れる鼻水を撃退!鍼灸師が教える後鼻漏の特効ツボ(列欠・孔最)使い分け術

みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。

本日は、喉の奥に鼻水が流れ込んで不快感を引き起こす「後鼻漏(こうびろう)解消におすすめのツボ2選」についてお話ししていきます。

鼻水が前に出ずに喉の奥へ垂れ落ちてくる後鼻漏。 ずっと喉に何かが張り付いているような違和感や、痰の絡み、咳き込みが続くと、食事や会話、睡眠まで妨げられてしまいます。

今回は、ご自身の症状が「長引く慢性的なもの」なのか「急激に起きたもの」なのかを見極め、それぞれの状態にぴったり合った腕の特効ツボを使い分ける方法について詳しく解説していきます。

東洋医学で使い分ける!慢性疾患の「絡穴」と急性疾患の「郄穴」

東洋医学には、体中に張り巡らされたツボの道(経絡)の中に、特定の役割を持った特別なツボのグループがあります。

グループ1. 絡穴(らっけつ)= 慢性疾患に効くツボ 他の経絡と連絡を取り合い、長期間続いているエネルギーの滞りや内臓の弱りをじわじわと整えてくれるツボです。何ヶ月も治らない慢性的な後鼻漏には、この絡穴を使います。

グループ2. 郄穴(げきけつ)= 急性疾患に効くツボ 気や血が深く集まる場所であり、急激に起きた激しい痛みや、急性の炎症を素早く鎮める即効性を持ったツボです。風邪などをきっかけに急に悪化した後鼻漏には、この郄穴を使います。

ご自身の後鼻漏のタイプに合わせて、以下の2つのツボを使い分けていきましょう。

慢性的な後鼻漏をじっくり解消する絡穴「列欠(れっけつ)」

何ヶ月も何年も後鼻漏が続いており、喉の奥にへばりつく鼻水が慢性化している方にお勧めしたいツボが、腕にある列欠(れっけつ)です。

列欠は肺の経絡に属する「絡穴」であり、鼻や喉、頭部の慢性的な巡りの悪さを改善する代表的な名穴です。

・列欠(れっけつ)の場所 両手を組んだ時に、人差し指の先が当たるところにあります。 手順1. 両手をパーの形に開きます。 手順2. 親指と人差し指の間の水かき部分同士を交差させるようにして、両手をクロスして組みます。 手順3. 上になった手の人差し指をまっすぐ伸ばし、手首の親指側の骨のラインに添わせます。 手順4. 人差し指の先端がピタッと当たっている骨のキワのくぼみが列欠です。

・列欠のセルフケア方法 位置を確認したら、反対の手の親指の腹に持ち替えます。ツーンと奥に心地よく響く強さで、じわーーっと「10秒間」押し込みます。反対側の腕も同様に手を組み替えて行ってください。

急激な悪化や風邪による後鼻漏を鎮める郄穴「孔最(こうさい)」

風邪をひいてから急に後鼻漏がひどくなった、急激に鼻水が喉へ流れ込んで息苦しいという時にお勧めしたいツボが、前腕にある孔最(こうさい)です。

孔最は肺の経絡に属する「郄穴」であり、呼吸器の急な熱感や炎症をスーッと冷まして通りを良くしてくれる即効性を持っています。

・孔最(こうさい)の場所 肘の曲がりジワと、手首の曲がりジワの間にあります。 手順1. 肘の内側にある横ジワと、手首の内側にある横ジワを確認します。 手順2. 肘のシワと手首のシワを結んだラインのちょうど「真ん中」を見つけます。 手順3. その真ん中から、親指の幅1本分だけ「肘側(上)」へ進みます。 手順4. 真ん中よりほんの少しだけ親指側のライン上で、押してみてズーンと痛気持ちいい響きがあるポイントが孔最です。

・孔最のセルフケア方法 親指の腹を当て、痛気持ちいい強さでじっくりと「10秒間」押し込みます。少し痛みを強く感じやすいツボですので、無理に力を入れすぎず、心地よい圧で左右10秒ずつ刺激してください。

1日3回のツボ押しで喉の通りをキープする

列欠と孔最のツボ押しは、左右それぞれ10秒ずつ行います。

おすすめのタイミングは「朝・昼・晩の1日3回」です。 1回押しただけですぐに劇的な変化を感じられない場合でも、毎日根気強く継続していくことで、鼻粘膜の血流が整い、喉へ落ちていく鼻水の量が徐々に減っていくのを実感していただけます。

まとめ

後鼻漏をタイプ別にスッキリ解消するポイントは以下の通りです。 ・後鼻漏は「長引く慢性型」と「急激に悪化した急性型」で使うツボが異なる ・慢性的な後鼻漏には、手を組んで人差し指が当たる絡穴「列欠(れっけつ)」を押す ・急な悪化や炎症には、肘と手首の間にある郄穴「孔最(こうさい)」を押す ・親指の腹で痛気持ちいい強さを保ち、左右それぞれ10秒ずつ指圧する ・朝・昼・晩の1日3回継続して行い、鼻と喉の巡りを整える

ご自身の今の状態にぴったり合ったツボを選び、毎日の優しいツボ押し習慣でお鼻と喉の爽快感を取り戻していきましょう。

以前ご紹介した「後鼻漏の鼻水・痰の絡みを撃退する首の特効ツボ(水突と天鼎の押し方)」や「後鼻漏のツボは温めるべきか冷やすべきか(虚実と陰陽の見極め)」、さらには「自律神経を整えて後鼻漏を解消する3つの方法(朝日・白湯・478呼吸法)」なども、鼻と喉の粘膜を健康に保つために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。

武蔵小杉で長引く後鼻漏や喉のへばりつき、慢性的な鼻炎でお悩みの方へ

「何年も後鼻漏が続いていてどこへ行ってもスッキリ改善しない」「喉の奥の違和感や咳き込みを根本から治したい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、表面的な症状だけを見るのではなく、東洋医学の丁寧な見極めによって、お一人おひとりの後鼻漏の大元である「慢性的な肺・脾の弱り」「急性炎症の熱」「首肩や腕を通る経絡の滞り」をしっかり把握します。痛みのない優しい針とお灸で列欠や孔最、水突といった全身の最適なツボへアプローチし、内臓の機能と水分代謝を根本から引き上げることで、不快な鼻水の垂れ込みのない、毎日を快適に過ごせるお体作りを全力でサポートいたします。

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