「耳がつまった感じがする」「自分の声が響いて聞こえる」…このような症状は、もしかしたら耳管開放症かもしれません。
耳管開放症とは、耳と鼻をつなぐ管が開きっぱなしになってしまうことで、様々な不快な症状を引き起こす疾患です。
今回は、耳管開放症の原因や症状、そして当院での鍼灸治療による改善例についてご紹介します。
耳管開放症とは?
耳管は、普段は閉じていますが、あくびや飲み込みの際に開き、耳の中の圧力を調整する役割を果たしています。しかし、何らかの原因でこの耳管が開きっぱなしになってしまうのが、耳管開放症です。
耳管開放症の症状
- 耳がつまった感じ
- 自分の声が響いて聞こえる
- 呼吸音が聞こえる
- 耳鳴り
これらの症状は、耳の周りだけでなく、後頭部で感じる方もいらっしゃいます。
耳管開放症の原因
- 自律神経の乱れ
- 過労
- 体重減少
などが考えられます。
東洋医学における耳管開放症の治療
東洋医学では、人間の身体は五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きによって支えられていると考えます。そして、耳は「腎」と深く関わっています。
したがって、耳管開放症の治療では、腎の働きを高めるツボをベースに、全身のバランスを整える鍼灸治療を行います。
具体的な施術内容
当院では、患者様一人ひとりの症状や体質、生活習慣などを詳しくお伺いし、最適な治療プランをご提案しています。
例えば、
- 食後に症状が悪化しやすい方には、消化器系の働きを整える施術
- 睡眠不足で悪化しやすい方には、質の高い睡眠を促す施術
- 目の疲れから悪化しやすい方には、目の疲れを取る施術
など、患者様それぞれの原因に合わせたオーダーメイドの治療を行っています。
耳管開放症におすすめのツボ
翳風(えいふう)
耳たぶの後ろにある骨(乳様突起)の前のへこみが翳風というツボです。ここを優しく押したり、お灸をすることで、耳管開放症の症状緩和が期待できます。
耳管開放症の対処法
症状が出たときは、頭を下げて(お辞儀をするように)みてください。頭を下げることで耳管が閉じやすくなり、症状が落ち着くことがあります。
まとめ
耳管開放症は、鍼灸治療によって改善が期待できる症状です。当院では、耳の働きに関わる「腎」のツボを中心に、全身の調子を整えることで、症状の根本改善を目指します。
つらい症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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