今回は「ゲップが止まらない」というお悩みについて解説していきます。
ゲップが出る原因、止まらない時の対処法、そしておすすめのツボまでご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
ゲップとは?
ゲップとは、食道から喉口に向けて空気が逆流することです。
私たちは、食事や会話、呼吸をする際に、無意識に空気を飲み込んでいます。 飲み込んだ空気は、通常は食道を通って胃へ送られますが、何らかの原因で逆流するとゲップとして出てきます。 逆流せずに腸まで運ばれた場合は、おならとなります。
ゲップが止まらない原因
東洋医学では、ゲップが止まらない原因は「お腹の弱り」にあると考えられています。
胃から小腸、大腸へと食べ物を送る力は「降濁(こうだく)」といい、ゲップが止まらないのは、この降濁の力が弱まり、空気を下に送れず、上に上がってきてしまう状態です。
お腹が弱る原因は、主に以下の3つが考えられます。
- 過食や早食い
- ストレス
- お腹の気の不足
1. 過食や早食い
食べ過ぎるとお腹に負担がかかり、お腹の機能が低下します。消化が追いつかなくなり、降濁の力が弱まってしまうのです。
お腹の張りや押すと不快感がある方は、このタイプに当てはまる可能性があります。 また、便秘やおならの回数が増える、ひどい場合は下痢や嘔吐を伴う場合もあると言われています。
2. ストレス
ストレスの蓄積により、お腹の機能が低下することがあります。
ゲップ以外にも、顔の赤み、目の充血、耳鳴り、頭痛、不眠などの症状が現れることもあります。 症状がひどくなると嘔吐が起こり、嘔吐物は酸っぱい味がすると言われています。
3. お腹の気の不足
「気」とは東洋医学で生命エネルギーのこと。お腹の気が不足すると、様々な不調が現れます。
過労や思いつめすぎなどが原因で、お腹の気が不足することがあります。
顔色が悪い、倦怠感、息切れ、食欲不振などの症状もみられることがあります。
ゲップが止まらない時の対処法
原因別に適切な対処法を行うようにしましょう。
1. 過食や早食いの場合
- 食事の量を少し減らし、腹八分目を心がける。
- ゆっくりよく噛んで食べる。
2. ストレスの場合
- ストレスを発散する。
- 夜更かしをしない。
- 目を休める。
3. お腹の気の不足の場合
- ゆっくり休む。
- 食欲が出てきたら、お腹の気を養う食べ物を食べる。(芋類、米、ハチミツなど)
おすすめのツボ
ゲップが止まらない方におすすめのツボは、足三里です。
足三里は、お腹を元気にしてくれ、疲労や倦怠感を取ってくれると言われています。
足三里の場所
【YouTube】【足三里】ツボの正しい探し方。手順は3つ!実際にやりながら説明します!
お灸をするとさらに効果的です。
最後に
ゲップが止まらない原因と対処法について解説しました。
ご自身の状態に合った対処法を試してみてください。
それでも改善しない場合は、お気軽に武蔵小杉鍼灸接骨院にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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