鼻水が喉の方に流れてくること症状を「後鼻漏」いいます。
健康な方でも、1日に1~1.5リットルの鼻水が分泌され、喉に流れていると言われていますが、
通常はサラサラとした鼻水なので、喉に流れてきても気になりません。
しかし、鼻水の量が多すぎたり、鼻水がネバネバと粘り気を帯びていたりすると
喉が詰まった感覚がしたり、何かが張り付いたような不快感を感じてしまうのです。
原因はさまざまなことが考えられますが、食事もその一つです。
実は、後鼻漏を悪化させる食べ物がいくつかあるのです。
今回は、後鼻漏を悪化させる食べ物を3種類ご紹介します。
もしあなたが後鼻漏で悩んでいて、「いろいろ試してみたけど、なかなか改善しない」と思っていたら、
今回の記事を参考にしていただき、ぜひ食事の内容にも気を配ってみてください!
後鼻漏を悪化させる食べ物3選
1.甘い食べ物
ケーキやチョコレートなどの甘いものは、食べ過ぎると痰を生みやすくなると言われています。
特に、ねっとりとした甘いものは要注意です。
どうしても甘いものが食べたい時は、量を控えめにするか、果物などを選ぶようにしましょう。
2.濃い味付けの食べ物
ラーメンやジャンクフードなど、濃い味付けの食べ物は、体の中で熱を生み出しやすいと言われています。
東洋医学では、この熱が痰をネバネバさせる原因の一つと考えられています。
そのため、濃い味付けのものを食べ過ぎると、体の中で熱が生まれ、
それによって痰が粘度を増してしまい、後鼻漏の症状が悪化しやすくなってしまうのです。
3.脂っぽい食べ物
揚げ物や肉類などの脂っぽい食事も、濃い味付けの食べ物と同様に、体の中で熱を生み出しやすい食べ物です。
後鼻漏の症状がある方は、これらの食べ物の摂り過ぎに注意しましょう。
東洋医学的な視点から
東洋医学では、これらの食べ物をまとめて「甘膩肥厚(かんにひこう)」と呼びます。
甘くて、味付けが濃く、脂っぽい食べ物ということですね。
甘膩肥厚な食事を摂り過ぎると、体内で熱を生み出し、サラサラした痰から水分を飛ばしてしまい、
ネバネバした痰を形成しやすくなると考えられています。
食生活の改善で後鼻漏を和らげよう
後鼻漏の症状を改善するためには、食生活の見直しも大切です。
上記でご紹介したような甘膩肥厚な食べ物を控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。
野菜や果物を積極的に摂取し、たんぱく質は良質なものを適量摂るようにしましょう。
また、水分をしっかりとることも大切です。
まとめ
後鼻漏の不快な症状は、多すぎる鼻水やネバネバとして張り付く痰です。
これらは、甘膩肥厚な食べ物を習慣的に摂ることで発生しやすくなってしまいます。
ご自分の食生活でこのような物を食べすぎていないか、ぜひ振り返ってみて
摂り過ぎていると思ったら、少し控えてみてください。
当院では、後鼻漏に対して鍼灸治療を行っています。
あなたの体の状態を東洋医学の観点からしっかり分析し、最適な治療プランを提示させていただきます。
あなたに合ったセルフケアもお伝えしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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