「後鼻漏」とは、鼻水が喉の方に流れてくる症状のことです。
鼻水が鼻の前に流れてくるのは「前鼻漏」といいますが、「後鼻漏」の場合、喉の奥にネバネバしたものが張り付いて不快感を感じたり、鼻から喉に流れる鼻水が気持ち悪かったりといった症状に悩まされる方が多いようです。
この記事では、後鼻漏の原因や、東洋医学に基づいたネバネバ痰の解消に効果的な食べ物について解説していきます。
喉の奥のネバネバした痰にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
後鼻漏の原因
そもそも、1日に分泌される鼻水は1~1.5リットルといわれており、健康な人でも鼻水は喉に流れています。
では、なぜ後鼻漏の症状を感じる人と感じない人がいるのでしょうか?
東洋医学的には、後鼻漏の原因は主に2つ考えられます。
- 鼻水の量が多い
- 鼻水の粘度が高い
鼻水の量が多いと、喉に流れてくる量も増えるため、後鼻漏の症状を感じやすくなります。
また、鼻水の粘度が高いと、喉に張り付いたり、落ちる速度が遅くなったりするため、不快感を感じやすくなるのです。
東洋医学では、このようなネバネバした鼻水は「痰熱(たんねつ)」といいます。
痰に熱が加わると水分が少なくなり、よりネバネバした状態になっていきます。
つまり、後鼻漏の解消には、この痰熱を解消することが重要ということになります。
後鼻漏のネバネバ痰解消に効果的な食べ物
痰熱を解消するには、体の余分な熱をとることが大切です。
そこでおすすめなのが、ごぼうです。
ごぼうは、喉の不調全般に効果が期待できる食材として知られていますが、体内の余分な熱を奪ってくれる働きもあります。
そのため、ネバネバ痰の解消に非常に効果的です。
ごぼう以外にも、大根やチンゲンサイなども体の余分な熱を奪ってくれるといわれていますので、積極的に摂り入れてみましょう。
食材を丸ごと食べる「一物全体」の考え方
東洋医学には、「一物全体」という考え方があります。
これは、野菜であれば根っこや葉っぱなど、丸ごと食べることで、その食材の持つ栄養を余すことなく摂取できるという考え方です。
ごぼうであれば、皮ごと食べることを意識してみましょう。
大根やチンゲンサイも葉の部分まで、できるだけ余すことなく調理に活用するのがおすすめです。
まとめ
後鼻漏のネバネバ痰解消におすすめの食材は、ごぼう、大根、チンゲンサイです。
これらの食材は、体の余分な熱を奪ってくれる働きがあるため、痰熱が原因となる後鼻漏の痰の症状がある方は、積極的に食事に取り入れてみましょう。
当院では後鼻漏のネバネバ痰に対して、痰熱をとるための鍼灸治療も行っております。
体の余分な熱をとることで、痰の症状が改善する方も多くいらっしゃいます。
もし後鼻漏の症状でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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